こんばんは。ブログ担当のUです。
連日の快晴で、現場からは毎日すばらしい眺めをみることができています。

さて、作業も進み、多くの土を掘りだす作業よりも、図化などの作業がメインになりつつあります。
写真は、堀ったトレンチの壁面で観察できる、土の堆積の状況を図化しているところです。こうした図面を「断面図(だんめんず)」と呼んでいます。
古墳のつくられ方や、つくられて以降どのように埋没していったのか、などといった情報を復元するためには、土層の堆積状況をしっかりと把握することが重要です。
土を掘りながらつねに壁面を確認し、自分がいま掘っている土がどのような土であるのかを考えてゆくことが不可欠なのです。
調査区は基本的に、調査が終わると埋め戻してしまったり、工事に先立つ調査であれば破壊されてしまいます。ですから、こうした図化作業は、調査に携わったり、見学できない多くの方に客観的な情報を提供する重要な情報源でもあります。
これらの各種図面や写真、出土した遺物の情報をまとめたものが、いわゆる「発掘調査報告書(はっくつちょうさほうこくしょ)」と呼ばれるものです。
専門的な知識なくしては、なかなかとっつきにくい本ではありますが、機会があればぜひ開いてみてください。
また、出土した葺石を図化する前には、かくべき石の形がはっきりわかるよう、すきまの土を取り除かなければなりません。
根気のいる作業ではありますが、頑張っています!
さて、宿舎に戻ると何かが届いていました。
いったい何なのでしょうか…
見当もつきません。開いてみましょう。
お肉でした!!さっそく焼き肉にしていただきます。ニンニクで香りづけ。
疲労した筋肉に、雄大な亀岡の大地で育った牛肉のタンパク質が染みわたります…調査団員が2年間かけてあみだした至極の野菜炒めとともに最高の夕食となりました。
このほかにも、OB・OGさんをはじめたくさんの方から、差し入れを頂いております。ありがとうございます!(U)
2年前の野菜炒めはニンニクまみれだったことを思い出しました。
しんぶんし 様
コメントありがとうございます。
宿舎でふるまわれる料理は、ときどき面妖な一品がでてきますね。
今年もご飯が炊けていなかったり、珍事にめぐまれていますが、
お肉はおいしくいただきました。
OB・OGに支えられて調査は順調に進んでいます。