春の使者きたる

こんばんは。ブログ担当のN.Uです。

今日は春の訪れを感じさせる、穏やかな天気でした。

さて、万籟山古墳の”万籟”って、どういう意味かご存知でしょうか?

草木やさまざまなものが、風に吹かれて立てる音をさす言葉だそうです。「籟」の字は、ひびきをあらわすので、すべての物音ということで万籟ということになるのだそうですが、この一週間の万籟山古墳は、その名のとおり、風が吹きすさび、草木のざわめきにつつまれての調査でした。そのなかで今日は、寒さの一休みといったような春の日。

本日も引き続き、図化作業をはじめとした各作業を行っています。
測量機器を用いる回数も増えてきています。

 

さて、作業をしていると、トレンチの近くから「コン、コン…」という不思議な音が…

ご覧ください!キツツキです。

普段目にすることができない鳥をみて、一同興奮を隠せませんでした。

さすが万籟山、さまざまな音がきこえてきます。

そんなことを考えつつ、図化作業もはかどり、そのチェック作業もすすめます。

図化した遺構を直接みれるのは現場作業をおこなっている時間だけですので、書いたその場で、実際の遺構と、作図したものを照らし合わせます。

 このタイミングで、微妙な数値のずれなどを補正することが重要です。

 

また、現場から帰ったあとにも、その日にとった図面をしっかり確認し、線の微修正などを行います。

このように図化作業は、入念な手順が不可欠なのです。

調査も後半戦ですが、少しでも多くの情報を得られるよう、調査団員一同頑張ります!(U)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です