こんばんは。ブログ担当のⅠです。
本日から現地入りして、万籟山古墳第3次調査を開始しました。
今日は大きく3班に分かれて作業を行いました。
① 写真撮影・調査区設定
考古学の発掘調査では、じっさいに地面を掘削する前に、まず写真を撮ります。
初日から、いきなりスコップを入れるということはありません。
その後は、調査区設定を行い、掘る場所をテープで区切り、明確にしました。
今年は古墳の後円部とくびれ部の二か所にトレンチ(調査で掘り下げる場所)をいれる予定です。
② 標高確認
発掘調査では「標高」が非常に重要です。
のちのち、遺構図面を書いていくときにも、必ず「高さ」の情報をもりこみます。
本日はレベルという測量機器を用いて杭に与えていた標高値が、前年度までと変わっていないかどうかを確認しました。
③伐採
昨年度の調査から一年間でのびた草木を伐採して、調査を行いやすい環境を作るということも大切です。
急な斜面には階段をつくるなど、各人工夫を凝らします。
三年目ともなると、伐採のスピードもかなり上がってきました。
浪速の階段職人K氏(4回)
明日以降は、いよいよ掘削作業に入っていきますので、皆さんもご期待ください!