埋めて兜の緒を締める(2018/3/23)

こんばんは。ブログ係のIです。
本日行った作業は「埋め戻し」。
一度でも発掘調査に参加した人は、この作業についてこう語るでしょう。
「埋め戻しは発掘調査の中で一番大切で、いちばん過酷だ」と。

遺跡の調査というのは、もちろん掘削を伴います。
それはすなわち、ある意味で遺跡の破壊ともいえるのです。
ですから、調査が終わった後は、トレンチを再び埋めて、
調査前の景観に戻さなくてはなりません。
これは考古学の発掘を行う者にとっての、責任であり、義務なのです。


発掘調査終盤にきて一番の力仕事

しかし、約4週間の調査でたまりにたまった土のうをさばくのは至難の業。
埋め戻しが終わった時には、調査団員のライフはもう尽きかけていました。


意識が朦朧としている二人の団員

しかし、宿舎に戻った我々に考古学の女神はほほえんだのです…


歓喜にわく一同

苦難を乗り越えた後、共に祝杯をあげる。
今、団員の仲はこれ以上ないほど深まっています。

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