その絆は基底石のごとく(2018/3/7)

こんばんは。ブログ担当のIです。

本日も掘削作業を継続し、遺構を精査しました。

クビレ部調査区では、大量に検出された埴輪片の
写真撮影を行いました。
考古学の調査では、遺構の様子や葺石・遺物の出土状況を
こまめに写真にとる必要があります。
デスクワークだけでなく、発掘の技術や機材の扱いなど、
考古学を学ぶ上では様々なスキルが求められるのです。


画角やピント、シャッタースピードなどを念入りに確認する


影をつくるサポートメンバーも不可欠だ

また、後円部調査区では基底石とみられるサイズの大きな石が姿をあらわそうとしていますが、
慎重に精査しています。

~特集 涙の別れ~
阪大考古学研究室では、ここ数年、発掘調査を春季に行っています。
春は出会いと別れの季節。
4回生は卒業までの残りわずかな時間を調査団員として過ごします。
今日もS氏が最後の現場ということで、宿舎ではささやかなパーティーが
催されました。


U氏(左:D3)とS氏(右)。師弟関係にあった二人は強い絆で結ばれている

積極的に発掘に参加し、研究室旅行では得意の落語で我々を楽しませてくれたS氏。
我々の絆は基底石のように遠い将来にまで残り続けることでしょう。

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