写真撮影です!

こんばんは。ブログ担当のUです。

休みから一日あけ、本日は写真撮影がメインの作業となりました。

今回の調査では、美術・文化財を専門とするカメラマンの寿福滋(じゅふく しげる)さんに、大判カメラでの撮影を依頼しています。今日はそれにあわせてトレンチの清掃を行いました。

後円部の調査区(墳丘の上から裾方向を見下ろしています)

写真でおわかりのようにすごい傾斜です。足腰にキます。しかし時間は限られているので、頑張るしかありません!

努力の甲斐あって、なんとか時間までに清掃を終えることができました…

大判カメラの撮影をおこなう寿福さん

無事に撮影は終了。寿福さん、ありがとうございました!

 

細部の写真を一眼レフカメラや35mmカメラをつかって撮影するのは大学院生の出番。土を掘り起こすことですすめる発掘調査は、掘った土を完全にもとに戻すことはできず、それゆえにある意味で破壊行為をいえます。しかし、適切に記録することで発掘調査現場をみることのできない方も検証することが可能となります。したがって写真撮影はかかせない作業です。スマホでなんか撮らないぜ!

すこしでも良い写真を撮影するため、なかなか雲がこないことにやきもきしながら、頑張って撮影をおこないました。

遺構の写真を撮影する際には、つよい直射日光などで明るいところと、日光があたらず陰になっているところの両方があると、全体像がみえにくい、まだらな写真になってしまいます。とくにカラー写真だけではなく、モノクロ写真も撮影しますので、陰影がつよくなると良い写真になりません。

ですので、基本的に太陽に雲がかかって、直射日光が遮られた瞬間を狙って写真撮影はおこなわれます。

しかし、場所や状況によっては、日除けの幕などで直射日光を防ぎ撮影をおこなうこともあるのです。

上の写真は、日除け幕を使おうとしているところです。うまく直射を避けられるよう、カメラを覗きながら日除け幕の位置を指示しています

雲がうまく太陽にかかってくれるかどうかは運しだいなので、写真撮影にはじっとたえる根気が必要なのでした。

 

 

また、調査もおわりに近づいているということで、今日参加したメンバーで記念撮影!

今日はすこし人数が少なかったのですが、思い出の一枚となりました

(U)

 

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